
都川川の源流部に広がる坂本地区は、先人たちの手によって開かれ、ゆっくりと流れる時間の中で育まれてきた山里で、44戸に住民が周囲の自然と共生してしずかに暮らしています。
お知らせ
ゆうき田んぼの生き物調査を実施しました
令和7年6月21日(土)、坂本の棚田で「ゆうき田んぼで生き物調査」を開催しました。
昨年から有機栽培に取り組まれている農事組合法人さかもとのもとの田んぼをお借りし、地元の親子9組(うち子ども18人)と一緒に調査をしました。
調査は2つのチームに分かれて捕虫網やたも網を使って虫やカエルなどを捕まえ、生き物博士と一緒に観察しました。
時期が少し早かったせいもあり、クモはあまり見つかりませんでしたが、ガムシやシマゲンゴロウなど珍しい虫も見つかり、いずれの田んぼも最も評価の高いSランクをもらうことができました。
今回初めて田んぼに入ったり、生き物調査をした子どもも多かったのではないかと思いますが、生き物調査の面白さはもちろん、田んぼが育む生物多様性の豊かさ、自然環境や農業の大切さを心の片隅に感じてもらえたらいいなと思いました。
有機米に取り組んでいます
農事組合法人さかもとのもとでは、令和6年度から有機米の栽培に取り組んでいます。
有機米の栽培で一番課題になるのが雑草対策。坂本ではアイガモロボを使って抑草をしています。アイガモロボはブラシを回転させ、田んぼの水を濁らせることで雑草の生育を抑えます。
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有機田んぼでは、豊かな生物多様性が育まれており、坂本の棚田や自然を守る取り組みとして期待されています。
坂本米を地元小中学校の学校給食で食べていただきました
坂本米の特別栽培米コシヒカリが、旭小学校・旭中学校の学校給食として出されました。
生徒の感想では「もちもちしておいしかったです」、「噛むと甘みがありました」などがありました。
島根県立大学生による地域まち歩きが行われました
令和4年6月19日(日)に島根県立大学浜田キャンパス村山ゼミの学生12名が坂本地区の棚田を探訪し、坂本米について学習しました。
この地域まち歩きはゼミの研究の一環で、「大学×企業×地域×県×民」協働事業による元気な地域づくりを目的として2021年度にスタートしたものです。

















