オーナー・トラスト募集
「日本の棚田百選」に認定された山王寺の棚田。
標高300mの山あいの傾斜地に広がっています。
棚田は数百年も前から開拓され、何世代にもわたり作り続けられてきました。
先人が作り上げてきた棚田には、私たちのまわりの生活を支えるたくさんの機能が備わっています。その棚田が今、存続の危機に瀕しています。これからも棚田を守り続けるため、オーナー制度・トラスト制度による保全活動へご支援をお願いします。
オーナー会員
地元の農家とともに、自分の棚田で稲を育て、お米を収穫します。土に触れる農作業は大変ですが、すがすがしい空気の中での作業は心地よいものです。何より、自分で作ったお米を食べる喜びは格別です。
地元農家との交流、オーナー同士の交流など、人と人の結びつきを大切に楽しくつづけていけるよう考えています。
★特典
・お米60kg
・棚田での農作業が体験できます。
・イベント等にご案内いたします。
応募資格 | 田植え、稲刈りなどの農作業に参加できる方。 (田起こし、田揃え、通常の水管理等は地元農家が行います。) 個人、家族、団体を問いません。 |
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区画 | 約100㎡(区画によって面積は増減します) | |
年会費 | 1区画:30,000円 | |
申込締切 | 毎年4月末日 | |
申込、 問い合わせ |
電話で下記までお申し込みください。 | |
◆雲南市農林土木課 (電話)0854-40-1053 (FAX)0854-40-1068 |
◆山王寺本郷棚田実行委員会 委員長 高島幹雄(電話)0854-43-5849 事務局 高木健次(電話)0854-43-5810 |
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その他 | 【契約期間】 オーナー期間は1年間とします。ただし、更新は可能です。 【途中での退会】 途中で退会された場合、料金の返還はできませんのでご了承ください。 |
※申し込みは「水土里ネットしまね」(島根の棚田ネットワーク担当)でも受け付けています。
(電話)0852-32-4141
トラスト会員
農作業には参加できないけれど、棚田の保全や景観の保持、自然環境の維持に対して資金面で支援をしたいという方に利用していただく制度です。
★特典
・1口当たり棚田米5kg及び棚田でとれた野菜を宅配します(11月中旬予定)。
・棚田まつり等、イベントにご案内いたします。
応募資格 | 農業に関心があり、棚田保全を支援したい人。 個人、団体を問いません。 |
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料金 | 1口:10,000円(1年あたり) | |
申込締切 | 随時受け付けておりますが、5月末を目途にお申し込み下さい。 | |
申込、 問い合わせ |
電話で下記までお申し込みください。申込書をお送りいたします。 | |
◆雲南市農林土木課 (電話)0854-40-1053 (FAX)0854-40-1068 |
◆山王寺本郷棚田実行委員会 委員長 高島幹雄(電話)0854-43-5849 事務局 高木健次(電話)0854-43-5810 |
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料金の使途 | 棚田景観を守るための下記の活動に活用します。 |
※申し込みは「水土里ネットしまね」(島根の棚田ネットワーク担当)でも受け付けています。
(電話)0852-32-4141
《棚田景観を守るための活動》
①畔・土手の草刈り
勾配のきつい斜面につくられた棚田には、大きな土手ができます。放っておくと藪になり獣の住みかになるとともに、景観も非常に悪くなります。除草剤をまいてしまうと、土手を保っている雑草の根まで枯れ、土手の崩落の危険が高まります。維持管理のためには、1年に何度も草刈りを行う必要があるのです。
②鳥獣防止柵の設置
棚田地域では、周囲の山からのサル・シカ・イノシシによる獣害に悩まされています。稲穂を食べられたり、収穫前の田んぼが荒らされ収穫できないこともあるため、獣害防止柵を設置して田んぼを守っています。柵に使用する資材は鉄杭やネット、ベニヤ板など。広い範囲に耐久性の高い柵を設置するとなると、たくさんの資材と費用が必要です。
③農道や水路の整備
棚田の維持管理には、棚田へ行くための農道の整備も重要な作業です。また水路の管理にも、側溝の掃除やパイプの敷設作業など多様な作業があります。パイプを敷設すると、管理の手間が大きく減りますが、パイプ等の資材購入の負担は大きくなります。
④活動の運営費用
ボランティアの受け入れや企画をつくるためには何度も打ち合わせをすることもあり、事前の準備活動は不可欠です。またボランティア受け入れの際には、すべての活動を対象に保険に加入しています。